1型糖尿病医師のつぶやき

【人生の可能性は無限大】インスリンさえ打てば、何でもできる。時々医者目線の患者の歩みです。

シックデイ【嘔気編】

皆さんは吐き気や頭痛がある時の食前インスリン量はどうしていますか?

 

 

インスリンを打ったのに、予定量が食べられず、ジュースやブドウ糖も摂取できなかったら、低血糖必発……

 

 

これだけは避けたいですよね。

 

 

同時に、食べる時に全くインスリンを打たずに食後に投薬すると、ある程度の高血糖は必発。

 

 

低血糖も高血糖で辛いですよね。

 

 

状況にもよりますが、もし少しでも食べれそうであれば、半分量だけインスリンを打ち、吐かない程度に食べます。(3分の1等調整は臨機応変に😉)

 

 

もう少し食べれそうであれば、その分を食べてから食後追い打ちしてみています。

 

 

こうすることで、予定量を食べれなかった場合に接種しなければいけないブドウ糖量を減らせます。

 

 

万が一リバースしてしまっても、一食分のインスリンよりも少ない量だけ打っていた方が、補うべきブドウ糖が減り、万が一それが全ては取れずとも低血糖の谷と長さがマシだと予想されます。

 

 

逆に、想像以上に食べられた際の高血糖の度合いも、一切打たずに全て食後投与にする場合よりもマシです。

 

どっちに転んだとしても、ダメージが大きくない部分打ち(分散打ち)は気持ち悪さ(嘔気)がある時には有用かもしれません。

 

 

もっと上手いやり方、経験談などもドシドシ教えてください😊

 

 

よろしくお願いします。

 

 

今日も安定した血糖値を〜😉

糖尿病を誘発しやすいお薬の話

薬って治療のためですよね? それが病気を引き起こすってどういうことですか?

 

いやはや、ごもっともな反応ですよね。

 

病気の治療のために、リスクがベネフィットを上回る場合に用いられるのが薬です。

 

「クスリはリスク」という格言は有名ですね。

 

薬は魔法のように病気を治癒させる物ではなく、薬物です。その薬物の効果が病気の治療に必要な場合には薬です。

 

薬物である以上、副作用は必ず存在します。それが出現するかしないかには個人差がありますが、作用がある以上、それが望んだもの以上の場合もあるのです。

 

だから、病気の治療に必要なお薬の中には、不快な症状に留まらない様々な作用も含まれるのです。

 

とはいえ、ステロイド糖尿病や2型糖尿病を誘発するんですけどね。

 

ん? と懐ったら、主治医に今飲まれているお薬の糖尿病リスクや、ベネフィットがリスクを上回る可などを聞いてみてくださいね。

 

今日も安定した血糖値を!

 

【感動】救命してくれた店員さん

本日、普段よく行くスーパーの駐車場で、浮遊感と振戦、嘔気...... 思考力の著しい低下・停止...... そして、動悸。

もしやと思い、血糖値を測ったら53mg/dLで低下中と出ている😱

 

指でも測定してみると、52mg/dL😱

 

緊急事態だ‼️

 

ブドウ糖を摂取する。

 

しかし、パックの中身は一つだけ😱

 

幸いスーパーの目の前なので、両手が震える中で捕食を購入。

 

なんと、そこの店員さんが超神対応‼️

 

とっても低血糖症状に精通して、ソイジョイのパックを開けるのも、ペットボトルの蓋を開けるのも、ペットボトルを持つのさえも介助してくれた!

 

その上、手持ちのぶどう糖まで分けてくれた💕

 

マジで!

 

天使のようなとっても優しい神対応の店員さんのおかげで、命拾いしました✨

 

冗談抜きに、本当に速やかに捕食を購入できたのも、それを食べれたのも、本当に助かりました。

 

この天使のような店員さんの迅速な対応ととっても親切で丁寧なご対応のおかげです😍

 

低血糖慣れしていない身体で、血糖値低下中にまごついて、周囲に状況を伝えられずに意識レベルが低下していたら、本当にその日命を落としていたかもしれません。

 

皆さんは大丈夫かと思いますが、

1) 普段持ってるブドウ糖パックの中身が十分量あること

2) 色々な場面で捕食を購入できる場所のチェック

3) いざという時も周囲に状況が伝わる手段を講じておいてくださいね😊

 

今日も安定した血糖値を〜😉

 

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血糖値とメンタル

普段から食べる量に合わせてインスリンを打つこと自体は慣れるとそこまで苦ではなくなってくる場合もあるかと思います。

 

ただ、初対面の人と食事をする際にインスリンをテーブルで打とうか、トイレで打とうか迷うこともありませんか?

 

あるいは、普段はコントロールがいいけれども、特定の行動で血糖値が乱れやすい場面もありませんか?

 

初デートの時に、ちょっと可愛い服着たいけど、リブレが見えてしまうのはちょっと躊躇うとかってこともありませんか?

 

プールや海に行きたいから、腕以外の所にリブレを装着してみたら、測定が乱れて困った経験ありませんか?

 

こういう、日常の中の非日常って、重なるとストレスになることありますよね。

 

結構、誰でも色々重なると、嫌になる瞬間ってあるようです。

 

そういう時は、親しい人に話して頭も気持ちも整理することが効果的だそうです。

 

ただ、そこまで人に話したくない時もありますよね。

 

そういう時、軽く運動をするのも結構いい発散になります。

 

大声を出すのも........ そんなことが気兼ねなくできるのは、山頂かカラオケボックス? 

 

色々、自分に合ったストレス発散方を取り入れて、上手くこういう時期を乗り切ってください。

 

あなたは絶対に一人じゃないです。

 

孤独感に苛まれたとしても、実は周囲には話せば理解したいと思ってくれる誰かがきっといます。

 

大丈夫👍

 

成せばなる!

 

今日も安定した血糖値を!

🚨リブレで注意⚠️

FreeSyle リブレって、指を針で刺さずに血糖値が測れてとっても便利で手放せないですよね。

 

しかし、装着時に注意しないと、リブレリーダーが2週間使用不能になってしまうことがあるので、気をつけてください。

 

注意点はたった一つです👍

 

リブレ交換時に新しいセンサーを必ずリブレリーダーで起動するだけで大丈夫です。

 

携帯のアプリだけでも使えちゃう便利なリブレ。

 

ただ、起動を携帯でやってしまうと、リブレリーダーに「センサーが既に使われている」といという注意文が表示されてしまいます。

 

こうなると、使用できるのは起動に使用した携帯だけになってしまいます。

 

私も携帯で起動させて、リブレリーダー使えない💦と焦りました。

 

皆が一度はやってしまうやつです。

 

これを読んだ読者さんは気をつけてくださいね。

 

今日も安定した血糖値を!

 

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速攻型🆚超速攻型インスリン

超速攻と速攻型インスリンの違いはなんでしょう。

 

実は、効果がピークに達するまでの時間以外にも違いがあります。

 

超速攻の効果を時系的にグラフにすると以下の通りです。(黒丸の線)

 

f:id:moeglich:20230602174129j:image

 

15分くらいで効き始め、30分程度でピークに達し、1時間後に75%程度の効果があり、2時間後くらいにはそれほど効果は残っておらず、3から4時間後には効果がほぼ消失しています。

 

対して、速攻型インスリンのグラフです。

 

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同じく15分くらいで効き始め、45分くらいでピークに達します。しかし、効果の減衰が超速攻型よりもなだらかですね。1時間後も効果は大きくは変わらないようです。90分後も75%程度の効果があり、2時間後に半分くらいに減り、その後も効果の低下はなだらかです。ようやく、4から6時間で効果はほぼ消失するようです。

 

結局、超速攻型は直ぐに効いて、直ぐ消える。

 

速攻型はわりと直ぐ効いて、緩やかに消えていく。

 

このような違いがあるようです。

 

なので、食後の血糖値の上がり方をグラフにして、それに最も効果があり、低血糖リスクが大きくない方を個々人に合わせて使う必要があるのかもしれません。

 

今日も安定した血糖値を!

血糖値≠糖質gって本当?

おそらく、インスリンを投与せずに糖質を取れば、最高値は摂取糖質量で決まるかもしれません。

 

ただ、インスリンを投与している場合には、インスリンが効き始めるタイミングやその程度が影響していることでしょう。

 

なので、糖質のg数単独では、血糖値のピークが来るタイミングやその程度、HbA1cのコントロールの良さが推し量れない印象です。

 

どういうことかは、先ずグラフで見てもらってから補足しようと思います。(いち患者が1型糖尿病でインスリン治療開始後2ヶ月程度での発見なので、お手柔らかに😅)

 

一つめのグラフが糖質(砂糖)18gでインスリンを2単位打った時のグラフです。

 

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緑が80から180mg/dLの範囲で、糖質を18g含んだ飲料を飲んだ時には急上昇して直ぐに下がっています。(甘いもの嫌いでよかったと思う瞬間......)

 

続いてのグラフは、糖質50gの玄米餅摂食時に5単位のインスリンを投与した際のグラフです。

 

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上がり幅は若干マシで、ギリギリ緑の目標値上限いっぱいくらいですか? 一緒に野菜と魚も食べているので、単純な糖質の種類だけでの比較ではありませんね。(オイ...!)

 

とはいえ、18gの砂糖の方が50gのでんぷんよりピークが高くはなりました。

 

正に、糖質のg数単独では、必ずしも血糖値の最高値が100%相関しないと見える結果でしょう。

 

でんぷんと砂糖でも違いがあるでしょうし、一緒に食べる食べ物や食べるスピードでも違いが出てくるかもしれません。

 

今後、色々なパターンで検証していこうと思います。

 

今回の結果だけでも、食前15分前にインスリンを投与して、野菜を先に食べてから他を食べることの重要性は可視化できましたね。

 

いや〜、私ももっと気をつけないと。

 

糖質18gの飲料が健康派に分類される飲み物なので、結構残念です。

 

今後、何が本当に体によさそうかも考えないとですかね.......

安定した血糖値の一日を!

 

 

 

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