1型糖尿病医師のつぶやき

【人生の可能性は無限大】インスリンさえ打てば、何でもできる。時々医者目線の患者の歩みです。

糖尿病で重要な検査

あなたの糖尿病、本当に生活習慣が原因?

 

1型という生活習慣と無関係である日突然発病する自分の免疫が膵臓を攻撃してしまう糖尿病があります。

 

また、膵炎で組織が減ったり、膵臓の手術によって切除した場合でも、インスリンが分泌できなくなってしまうこともあります。(Cペプチドを調べると、インスリンの分泌量を推し測ることができます。)

 

急性発症の場合には、体重が減ったり、ありえないほど多量の飲水が止められなかったり、多尿や夜尿等の症状が出てくる場合があります。

 

極初期はインスリンが足りず、細胞が栄養失調となり、取り込めない血中の糖で血糖値は高いのに、体細胞の飢餓により、脂肪を壊してケトンというエネルギー源を作ったり、筋肉を壊してアミノ酸を糖に変える糖新生が起きたりもします。すると、食べれていなくても、血糖値はどんどん上がり、痩せて、力が入らない状態になるかもしれません。ケトン体が増え、血液が異常に酸性になり、DKA(糖尿病性ケトアシドーシス)を合併すると、

・目の見え方が変化

・腹痛

・吐き気、嘔吐

などで非常に辛い緊急事態に陥ることも多いです。(尿中のケトン体だけではなく、血中のβヒドロキシ酪酸の検査も重要ですよ。そして、リブレ読み取り機を持っていれば、お近くの薬剤師在中薬局で誰でも買える読み取り電極を差し込むだけで、血糖値と同じ方法で測定できます。)

 

糖尿病性は生活習慣病という偏見を一旦脇に置き、色々な種類、色々な症状、色々な合併症がある実は怖い疾患だという認識も重要かもしれませんよ。

 

今日も安定した血糖値を!

 

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